こんにちは。DVDショップで10年働いてた、竹内麻衣です。2歳の男の子と、犬2匹+猫1匹、大好きな夫と賑やかに暮らしてます。寝かしつけ後は配信、休日は息子を夫に任せて映画館へ。
今回は 「クライム101」 を観ました。ネタバレは控えめに、母目線のツッコミ多めで、良いところはしっかり褒めつつ、気になる点は遠慮なく刺す、ちょい毒舌レビューです。
私の評価
- 個人的評価:★3.0〜3.5
- いい:大人の暗い重圧 / キャストの渋さ / スーツと銃のギャップ萌え / 終盤の絡み合い
- 惜しい:完全犯罪の主人公像がブレる / 3人が近づく過程が雑 / 恋愛パートがノイズ
「渋い大人の犯罪映画、好きな空気なのに…脚本の引っかかりが多くて没入でききらない」
これがいちばん近い。
作品情報
- 作品名:クライム101(原題:CRIME 101)
- 公開日:2026年2月13日
- 製作国:アメリカ/イギリス
- 上映時間:140分
- ジャンル:アクション/クライム/スリラー
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト・スタッフ
- 監督・脚本:バート・レイトン
- 原作:ドン・ウィンズロウの原作(犯罪小説)
- 主演:クリス・ヘムズワース(デーヴィス)/マーク・ラファロ(ルー刑事)
- 主要キャスト:ハル・ベリー(シャロン)、バリー・コーガン(オーモン)、モニカ・バルバロ(マヤ)ほか
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』以来の共演、さらに『ヒート』を彷彿とさせる…という売り文句も出ています。
あらすじ
L.A.近郊、ハイウェー101号線沿いで宝石強盗が多発。悪者だけを狙う・殺さない・痕跡を残さない独自ルールで完全犯罪を重ねる強盗デーヴィスに、刑事ルーが執拗に迫る。そこに保険会社でくすぶるシャロンが絡んだことで、完璧だった計画が少しずつ崩れていく。
私が観に行った理由
マーベル大好き民としてさ、マイティ・ソー(クリヘム)×ハルク(ラファロ)が同じ画面にいる時点で、もう行くしかないやつ。しかも旦那と久しぶりのデート。普段はだいたい一人映画だから、これはイベント。
第一印象
最初はね、「ヒーローが…銃…」ってマーベルみすぎて違和感(笑)でも慣れてくるとスーツ姿がかっこよすぎて、逆にヒーロー封印が効いた。
あとさ、クリヘムの覆面姿、レアすぎん?「今、貴重なもの見た」感がすごい。カーチェイスも入ってくるし、映像のご褒美感はちゃんとある。
そして序盤。デーヴィスが一匹狼すぎてほぼ喋らん時間が続くのよ。こっちは「早く声聞きたいよ〜〜」って焦らされた。
この映画の面白さ
3人の「点が線」になるところ
- 主人公(デーヴィス)
- 追う側(刑事ルー)
- 仕事側(保険会社シャロン)
この3点が、だんだん近づいて絡み合って「線」になる。終盤に向けてピタッと噛み合っていく瞬間は、ちゃんとワクワクしたし見応えあった。
ただね。「その線になるまでの道のり、ちょい雑じゃない?」って引っかかりが多い。映画1本の尺だし省略は分かる。でも私こういうの一回気になると、ずっと気になるタイプで…評価が伸びない原因は多分ここ。
気になったところ①
デーヴィス、完全犯罪のイメージと違う
あらすじや宣伝だと「完全犯罪」「クールで完璧」っぽい。でも実際のデーヴィス、私の受け取り方だと…
- 冒頭から緊張感が顔に出すぎ
- 銃向けられると大慌て
- 仕草も表情も不安げな瞬間がちょいちょい
「思ってた主人公像と違う」って序盤からズレた。さらに、痕跡残さないために体を整えるのに、覆面の血はそのまま?みたいな場面があって、徹底感が途切れると、冷める…。
あと、例のデリヘル呼ぶやつ、あれは私は普通に「うーん…ダセー…」ってなっちゃった。
気になったところ②
マヤ恋愛パート、いる?
ここ、かなり好み分かれそうだけど私は正直…
- ナンパ→関係発展の流れが薄い
- その分、メイン3人の心理の変化を厚くしてほしかった
途中の「何も言えないけど待ってて」みたいなシーン、そりゃキレるだろwデーヴィスが「くっそ!!」って荒ぶるの、なんか子供っぽく見えて私の中の「かっこいい〜〜」がスン…って消えた。
あと地味に笑ったのが、デーヴィスがPS5のコントローラー持ってるやつ。「お前、どんなゲームやる設定なんw」って気になりすぎた(ゲーマーの血)
ルー刑事が最高
くたびれおっさん、似合いすぎ
ルーはね、もうどハマり。
- くたびれ具合がリアル
- しつこい執念がイヤ〜な正義で良い
- 奥さんに浮気されて「自分が家を出る」っていう哀愁も刺さる
あと、猫ちゃん連れて車で新居行くシーン。猫、かわいすぎ。そこ、めっちゃ覚えてる(そこ?笑)
シャロンは素材最強なのに
絡み方が浅く感じた
シャロンって
- 綺麗でナイスバディでバリキャリ
- しかも「どう絡むの?」って期待値も高い
…のに、私には「無理やり感」もあって、入り込みきれなかった。序盤の理不尽に耐えながら仕事頑張ってるシャロンの方が、むしろ好きだったかも。
私のピーク
ルーとデーヴィスが同じ車に乗る会話
予告で見てた、あの車内の会話。私の中ではここがピーク。
- 「うわーきたーここだー」ってワクワク
- 同じ空間にいるだけで緊張感が走る
- しかもラストにも影響してて、そこは素直に「いいね!」ってなった
宣伝が煽ってた対決の醍醐味はちゃんと回収してくれる。
ネタバレあり(ラスト感想)
※ラストの展開に触れます。未鑑賞の人は飛ばしてね。
ルー:熱血執念キャラなのに、最後の転換が急すぎ問題
偽物ダイヤに気づいた瞬間、鳥肌立ったしテンション上がった。「お前ええやってんなーーー!」ってなった、ここは面白い。
でもさ…あんなに周りにボロクソ言われても、ずっと執念で追ってたのに、最後に自分も強盗まがいのことするの、矛盾しない?って引っかかった。
「停職中」だけでそこまで振り切れる?もうどうにでもなれの重い事件があったなら分かるけど、そこが薄くて、素直に乗れなかった。
マスタングのプレゼントは、映画としては最高にアガる。でも同時に「喜ぶんかい!警官続ける気なの??」ってモヤる。クズキャラでもないのに、犯罪犯したまま復帰するのかな?その選択する?っていう…脚本の雑さが刺さった。
デーヴィス:Uターンは好き。でも捕まらないの?の雑さ
マヤの元に戻って、家族写真見せて、やり直せるか?って終わり方。ここは良かった。ハッピーエンド寄りなの、私は嫌いじゃない。ただ、血液とか取られてるのに「ルーだけが知ってる」みたいな成立、さすがに無理じゃね?って思っちゃった。偽装の流れもあるけど、現実味が薄くて、最後に引っかかりが残った。
シャロン:裏切りが軽すぎて、感情が追いつかん
会社も裏切る、デーヴィスも裏切る、ダイヤも手に入れる、余生もGET。展開としては分かりやすいけど、簡単すぎて私は乗れなかったな…。
こんな人にはおすすめ/おすすめしない
おすすめ
- 渋いクライム映画の空気が好き(夜のLA、銃撃戦、スーツ、重いトーン)
- クリヘムとラファロのヒーローじゃない顔が見たい
- 終盤の「3人の思惑が絡む」系が好き
おすすめしないかも
- 脚本の整合性が気になるタイプ(私はここで引っかかった)
- 完全犯罪の超クール主人公を期待しすぎるとズレるかも
劇場/配信/レンタル
1)いま劇場で観たい方
2)配信で観たい方
現時点では未配信(2026年2月7日時点)
▶ Huluで探す▶ Prime Videoで探す
▶ ABEMAで探す
3)レンタル派の方
配信が来る前にレンタルで観られることもあります。
▶ TSUTAYA DISCASで探す▶ ゲオで探す
まとめ
『クライム101』は、キャストと雰囲気が強い渋い大人の犯罪映画。終盤の絡み合いはちゃんと面白いし、車内会話の緊張感はご馳走。
でも私は、人物が線になるまでの過程が雑に感じたり、主人公像のブレが気になって「好きな素材なのに、刺さりきらない」一本になった。
…とはいえ、スーツ×銃の破壊力は一回浴びる価値ある。気になってる人は、ぜひ映画館であの空気感味わってみて。


コメント